HIKINO MAHO--blog




 
<< December 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< おかわり | main | にほんにかえってきましてから >>

Museum

昨日はMoMA、今日はメトロポリタン美術館という王道のMuseumを攻めて来ました。
最近、記憶の蓄積的なものが全く信用できないので、つらつら書き留めます。

金曜の夕方からはMoMAは入場料無料です、人が半端ないというので行ったこと無かったけど、まあぱっと見てヤバかったら諦めて帰ろうと思いながら行きました。それでなくて普通に高い入場料払ってMoMAに行く気はサラサラありません。私MoMAの「気」が苦手なんです、結局住んでるときは一度も行きませんでした。実に4年ぶり、二回目の来館でした。
まあもしMoMAに私の作品が飾られる時が来たら、大好きになりますが。

行ってみると、人は多かったけど入場制限されるほどでもなかったので入りました。でもやっぱり、、気持ち悪いレベルで人が多く、MoMAに居るだけでちょっと頭痛くなるのにどうしようと思いながら、とりあえずポロックのところに行きました。
4年前に一度見たときはなかなか感動した作品だったのですが、その日見たポロックは、完全に「死んで」いました。
悲しいくらい生気がなくて、何にも感じませんでした。
近くにあった、ロスコとニューマンも、瀕死でした。暖かさは感じたけれど、本当はもっと力強い人たちなのに、と思いながら、今日は駄目だと思いました。

その他にも「ひどい」と思う展示が続きました、私の好みじゃないと言ったほうが良いかもしれませんけど、とにかく「ひどい」と思いました。そのあと会場を回ってると、ファミコンとか、村上隆とか来たので最悪でした。人ごみの写真を撮ってインスタしたりしてました。文句言うならもう帰れよって感じですが、「折角来たし」という意地汚さで結局全部回るまで帰れないのが私の性格なのでした。

そんな腐った感じで、会場をとりあえず歩いていると、
Giacomo Ballaの"Street Light"という作品が目に入りました。


これがとても良かった。これで機嫌が若干直った。

Jorge Pardoの半透明の紙のペイントも良かった。
バスキアのわけ分からん絵も良かった。
Jacob Lawrenceの悲しい絵本見てるみたいな展示も良かった、「One-Way Ticket:」というタイトルもよかった、でも何か違うチケットが必要なのかと思った。
壁に穴があいてて羊皮紙的なもの越しに、靴が見えるのも良かった、靴って改めて考えると気持ち悪いオブジェクトだと思った。
アラビックな人がピクセルのお面つけて、お粗末なCGを踊ったりするのも良かった、私には絶対真似できない感じだった。
あと忘れたけどモニターに鳥の部分的な映像がパラパラと出てた、かっこ良かった、私もあんなんしたい。

多分2時間も居なかったと思うけど、クラクラに生気を吸われて帰りました。


そして今日は、
メトロポリタンミュージアム、大好きなので滞在中絶対来ようと思っていた。
MoMAのリベンジを果たすべく、ポロックの絵を探しに回った。見たい展示も回りつつ4時間くらいは居た、が、結局ポロックは無かった。代わりに新しく知った作家のいい作品に出会った、きっとそういうタイミングなんだと思った。
絵というのは出会うべくして出会うんだと思う。

Pat Steir "sixteen waterfalls of dream, memories and sentiment"
ディティールと全構成のバランス、タイトルのセンス、精巧だった

とりあえず私もなんかデカ目の絵を描きたいなと思った。


Plains Indians Artists of Earth and Sky
という展示会場で感動してほぼ泣いてしまった、展覧会で泣くの久々だ。
作品というか「インディアン」の人たちが残した、馬や鳥といったモチーフ、服や装飾品、楽器などが飾ってある展示なのだけど、そこにはものすごく強い生命力、オマージュの神秘性や祈りの心、探究心、希望があって、それにプラスしてそれを眺める鑑賞者たちが、少年みたいにキラキラした瞳で、インディアンの残したものをみて「素晴らしい」って口々に言っていた。そこには確かに希望があって、ほんとうにそこに純粋な希望があって!泣けてしまった。


アメリカ人は、インディアンをひどい方法で迫害しました、そのうえにアメリカという国があること、今も様々な問題があること、知識としては知っていましたが、こちらに来てネイティブアメリカンに対するナイーブな関係性を知りました。白人が、ネイティブアメリカンたちの文化に対して強くリスペクトを払い、純粋にカッコいいなーって目を輝かせるその姿を見ると、ある意味で可哀想なようにも感じます(まあ何処の国の人か分かりませんけど)。ネイティブアメリカンに限らず、Coloredとして差別された(されている)のは黒人だけでなく、日本人も同じです。理想論だけではなんともいかない、国や人種という関係においての微妙なシコリは、無くなる日は無いと思います。NYという街は、人種のるつぼと呼ばれる特殊な街だけれど、だからこそ人種間の微妙な関係性は日々感じます。とても難しい話です。

それでも、そんなこと、とにかく、「なんて素晴らしいんだ」って心から言って、インディアンの残した太鼓を、じっと見つめていた白人のおじいさんの姿を、私は一生忘れたくないです。

ここの展示で写真を撮ろうかどうかとても迷って、というのも作品の写真を撮ってしまうと写真からのイメージが自分が作品に対面したときの感覚や記憶より先攻してしまうから、でも結局数多くのものすごく感動していた展示が、すっからかんに記憶から抜け落ちていることを思うともったいなさ過ぎて、写真を撮りました。どうしても忘れたくなくて。


後これらも一応備忘録
Wolfgang Tillmans: Book for Architects インスタレーションなんだけどあくまで本
Robert Motherwell : Lyric Suite 和紙にインクをたらした
タイトル分からないが黒壁の通路を抜けると、白い強いライトで人のシルエットが見える、一瞬別世界過ぎて、準備中の場所に入ってしまったのかと困惑したくらいだった

Arms and Armor 騎士と馬の鎧や、剣や銃といった武器の展示なんだけど、あんな綺麗な鎧や武器初めて見た、権力のみならず個性がでていて面白かった。主にヨーロッパの騎士がメインだったけど、その次に多いのは日本の武将の鎧兜でした。

そんな感じです。
久しぶりに英語をパッと全部理解できたらどんなにいいかと感じた一日でした。
日々の徒然。 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.hikino-maho.com/trackback/1426645
この記事に対するトラックバック